久しぶりに書かせていただきます。


 今年世界は新型コロナウィルスの蔓延で、戦争以来最大の地球規模での危機を迎えて現在も進行中です。これに対して素晴らしい対応をとっている国もありますが、少なくとも日本はとても国民のことを考えていない施策ばかりです。これによって楽しい学生生活や本来できたかもしれない就職が棒に振られるなど、人生が狂った人も多いことでしょう。


 その怒りは国に向けてください。根本たる原因はコロナかもしれませんが、それに対処して人を救うのは国の役目です。この失望感と虚無感こそ私たちロスジェネが長く味わって、そして今も苦しめられているものなのです。世間に漂う「どうしようもない」感や「そのうち過ぎて戻るだろう」という、根拠のない楽観。はっきりと言いますがこれであなたが救われることはありません。この先10年20年と人生設計をゼロから構築し直さなくてはいけないほど自身に覆いかぶさってくる負担となります。これはあなた一人、一個人の努力だけで解決できる問題ではありません。大きな力が何とかしようと動かなければどうしようもありません。
 それを放棄し自身たちの利益ばかりを見て政治をしている人を野放しにする。都合の悪いもの、見ていて気分の悪いものを見たくないのはわかりますが、その行為が結果未来に向かってあなたを苦しめます。今だけでいいです、目を向けてください。この1~2年のあなたの行為が将来を決めます。


 ただそれはすでに手遅れという人もいます。私も一度この国は亡ぶべきだと感じます。それほどまでに今の人たちは未来に無関心で現在の「取りあえず過ぎていく現実」に逃避しています。それならそれでいいでしょう、きっと私たちと同じ苦しみを味わいます。その時は「ざまぁみろ」の一言しかかける言葉はありません。結婚なんてしなくていい、子供なんて要らない、老後なんて50年も先の話だ。あっという間です。目を逸らした未来は自分が思うよりも早く訪れます。その厳しい未来という現実を受け止めてください。


 最後にもう一度だけお願いします、目を逸らさず声をあげてください。私たちのような世代はもう生まれてはなりません。